痛ましい(読み)イタマシイ

デジタル大辞泉 「痛ましい」の意味・読み・例文・類語

いたまし・い【痛ましい/傷ましい】

[形][文]いたま・し[シク]《動詞「いた(痛)む」の形容詞化
目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「―・い交通事故」「―・い姿」
迷惑である。
「声をかしくて拍子とり、―・しうするものから、下戸ならぬこそをのこはよけれ」〈徒然・一〉
[派生]いたましげ[形動]いたましさ[名]
[類語]残酷残虐残忍苛酷暴虐陰惨悲惨凄惨惨憺さんたん無残ひどむご惨たらしい見るに忍びない目も当てられない血なまぐさい酸鼻冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける気の毒可哀相不憫哀れ痛痛しい悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい哀切悲愴ひそう悲痛悲傷沈痛もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛であるやりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がるびんびん切切せつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からせつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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