嗜虐(読み)しぎゃく

精選版 日本国語大辞典 「嗜虐」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎゃく【嗜虐】

〘名〙 残虐なことをするのを好むこと。
故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉三「あの姿のいい婦人が花柳病〈略〉しゃら臭え面をしやがってと嗜虐の舌が疼くのである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「嗜虐」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎゃく【×嗜虐】

人や動物に対して苦痛を与えることを好むこと。むごたらしい行為を好む性癖。「嗜虐性」
[類語]サディズムサディスティックサディストサドエスフェティシズムフェチフェティシスト加虐加虐性愛嗜虐的嗜虐症残虐猟奇猟奇的性的倒錯獣的獣性むごいむごたらしい陰惨無残血なまぐさい酸鼻残酷残忍苛酷暴虐悲惨凄惨惨憺さんたんひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇すさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android