惨烈(読み)サンレツ

デジタル大辞泉 「惨烈」の意味・読み・例文・類語

さん‐れつ【惨烈】

[名・形動]きわめてむごたらしいこと。きわめてきびしいこと。また、そのさま。「戦闘惨烈を極めた」「惨烈台風の爪痕」
[類語]惨め悲惨凄惨惨憺さんたん暗憺あんたんむごいむごたらしい陰惨無残血なまぐさい酸鼻残酷残虐残忍苛酷暴虐ひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惨烈」の意味・読み・例文・類語

さん‐れつ【惨烈】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) ひじょうにむごたらしいこと。はなはだしいこと。きびしいこと。また、そのさま。酷烈。
菅家後集(903頃)雪夜思家竹「非唯地乖限、遭逢天惨烈
※東巡録(1876)〈金井之恭〉三「海風常に惨烈、天色多くは陰」 〔張衡‐西京賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「惨烈」の読み・字形・画数・意味

【惨烈】さんれつ

むごくはげしい。〔抱朴子、君道管絃の宴羨(えんせん)を聆(き)きては、則ち樂のぐるるを戚(いた)み、麗の粲(さいさん)(美しさ)を瞻(み)ては、則ち賦斂(ふれん)の慘烈を慮(おもんぱか)る。

字通「惨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android