びんびん

精選版 日本国語大辞典 「びんびん」の意味・読み・例文・類語

びん‐びん

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 高い音声その他の振動が伝わってくるさまを表わす語。
蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉二「そこまでびんびんと響いて来る時代後れ太棹余韻に」

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デジタル大辞泉 「びんびん」の意味・読み・例文・類語

びん‐びん

[副]
音が耳ざわりなほどに大きく響くさま。「ステレオ低音びんびん(と)響く」
心に強く響くさま。「相手の思いがびんびん(と)伝わる」
[類語](1どんどんじゃらじゃらがちゃがちゃどんがたりがたんがたがたがたごとごとごとごとりごとんごんごんがつんごつんがちゃりがちゃんがちんがらがらがらりがんがんどたどたどかどかどやどやどっとどすどすどしどしばんばんやかましいうるさい騒騒しい騒がしいかまびすしいかしましいにぎやか騒然喧騒喧喧囂囂けたたましい/(2切切せつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からせつ哀切哀れ悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい悲愴ひそう悲痛悲傷沈痛もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛やりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がる

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普及版 字通 「びんびん」の読み・字形・画数・意味

】びんびん

不明のさま。〔法言、問神〕古昔(こんこん)たるをはし、千里たるを傳ふるは、書に如(し)くは(な)し。故に言は心の聲なり。書は心の畫なり。

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