精選版 日本国語大辞典 「治世」の意味・読み・例文・類語
ち‐せい【治世】
〘名〙 (「ぢせい」とも)
① よく治まっている世の中。太平の世。
※本朝麗藻(1010か)上・暮春侍宴左丞相東三条第同賦度水落花舞〈藤原斎信〉「鶴遊蝶戯応二同意一、率舞皆知二治世声一」 〔礼記‐楽記〕
② 統治者として世を治めること。世を統治すること。ちせ。
※日葡辞書(1603‐04)「Gixei(ヂセイ)。ヨヲ ヲサムル」
ち‐せ【治世】
〘名〙 (「ぢせ」とも) 世を治めること。世を統治すること。ちせい。
※源平盛衰記(14C前)七「凡そ和歌は〈略〉唯治世(ヂセ)の基、神道の妙に叶ふのみに非ず」
じ‐せい ヂ‥【治世】
〘名〙 ⇒ちせい(治世)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報