国事(読み)こくじ

精選版 日本国語大辞典 「国事」の意味・読み・例文・類語

こく‐じ【国事】

〘名〙
① 直接国家に関係する事件。特に、一国の政治にかかわる事柄
聖徳太子伝暦(917頃か)下「太子命曰、秋中可北方国事」 〔礼記‐喪大記〕
② 平安時代以降、国司がとりおこなう政務。国司の任国内の政事。また、そのための諸役
東大寺文書‐二・文治二年(1186)閏七月日・東大寺三綱等解案「其間於当寺領者、不国事、不勅役
③ 日本国憲法で天皇が国の機関として行なう事柄。国政に対していう。→国事行為

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デジタル大辞泉 「国事」の意味・読み・例文・類語

こく‐じ【国事】

国家に直接関係する事柄。特に、政治にかかわる事柄。「国事に携わる」「国事に奔走する」
[類語]政治まつりごと行政施政政策国政政事政道万機ばんき経世経国経綸けいりん治国治世統治治政為政いせい

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普及版 字通 「国事」の読み・字形・画数・意味

【国事】こくじ

国の政治。

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