精選版 日本国語大辞典 「木葉」の意味・読み・例文・類語
こ‐の‐は【木葉】
〘名〙
※古事記(712)中・歌謡「狭井河よ 雲立ち渡り 畝火山 許能波(コノハ)さやぎぬ 風吹かむとす」
※俳諧・玉海集(1656)四「空はれてちれる木葉やひでり雨〈貞室〉」
② (①が小さく、軽いものであるところから) 小さいもの、つまらない取るに足りないもののたとえ。こっぱ。接頭語的に用いられる。「木の葉天狗」「木の葉武者」「木の葉坊主」「木の葉六方」など。
※大和本草(1709)一五「このは 其大如レ雀。淡黒なり」
⑤ 「このはてんぐ(木葉天狗)」の略。
※俳諧・犬子集(1633)六「木葉共のしたがふ風や大天狗」
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