湘夫人(読み)しょうふじん

世界大百科事典(旧版)内の湘夫人の言及

【湘君・湘夫人】より

…《山海経(せんがいきよう)》に洞庭の山に住む天帝の2人の娘のことが見え,漢の《列女伝》では,この2人は尭帝の娘で舜の妃である娥皇と女英であって,舜が蒼梧で死ぬと2人は湘水に身を投げてその神になったのだとされている。湘君と湘夫人はこの2女神に比定されるが,一説には湘君は男神,湘夫人は女神で,2人は夫婦なのだともされる。現在の民間伝説では,湘君・湘夫人を天帝のもとを逃げ出し下界で夫婦となった金童と玉女だとしている。…

※「湘夫人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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