普及版 字通 「九歌」の読み・字形・画数・意味
【九歌】きゆう(きう)か
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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…中国画の画題。〈九歌〉は紀元前3世紀楚の屈原が憂国の激情を託して歌ったという《楚辞》の中のもっとも古くもっとも難解と評せられる歌辞。東皇太一・雲中君・湘君・湘夫人・大司命・少司命・東君・河伯・山鬼・国殤(こくしよう)・礼魂の11編から成る。…
…そうした基礎の上に,戦国後半期の中国全土が統一に向かう趨勢の中で,文学的な内容をそなえた楚辞の作品群が形成されてくる。 天地構造や歴史に関する疑問を列挙した〈天問〉,身体を遊離した魂を招き返そうとする〈招魂〉,山川の神々の祭歌である〈九歌〉などが楚辞の宗教的基盤をよく反映した作品だと言えよう。こうした基礎の上に,地上に入れられず,天上や神話的な異域を遊行する主人公の自叙からなる〈離騒〉が形成されて楚辞文学の頂点をなす。…
※「九歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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