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ひら‐の【平野】
[2]
[二] 京都市北区南西部の地区名。古くは山城国葛野
(かどの)郡上林郷。
衣笠山東麓に位置し、
平野神社がある。
へい‐や【平野】
〘名〙 山地に対し、低く平坦で、かつ広い地形。
平原。
※太平記(14C後)二九「所は何く共知らず渺々たる平野に」 〔梁簡文帝‐智

法師墓誌銘〕
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デジタル大辞泉
「平野」の意味・読み・例文・類語
ひらの【平野】[地名]
京都市北区、衣笠山の東麓の地名。和歌では、ふつうその地にある平野神社をさす。[歌枕]
「ちはやぶる―の松の枝しげみ千代も八千代も色はかはらじ」〈拾遺・賀〉
大阪市南部の区名。中世は堺と並ぶ商業地、近世は河内木綿の集散地として発展。大念仏寺がある。
ひら‐の【平野】
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平野【へいや】
現在の河床とほぼ同高度にある低平な地形。河川,海,氷河,風などの浸食または堆積作用で形成され,海底や湖底の堆積層が隆起して平野化したものもある。たとえば構造平野,堆積平野,沖積平野,海岸平野など。
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平野
起伏が極めて小さく、ほとんど平らで、広く低い地域にある農業集落をいう。
なお、平地から続いた広く平らな地域であって、標高が概ね200m未満の範囲の地域にある農業集落を含む。
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平野
ひらの
大阪府南東部にある一区で,戦国時代以来の商業都市
堺とともに自治都市として栄えた。この地の末吉氏は朱印船貿易に活躍し,ルソン・東京 (トンキン) などと貿易を行い有名。
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平野
(青森県弘前市徒町川端町7)
「趣のある建物」指定の地域遺産。
大正時代建築。1955(昭和30)年から割烹として営業
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へいや【平野 plain】
もともと平野という語は,平地,平原,低地などの語とほぼ同じ意味をもち,常識的には,ある程度の広がりをもつ比較的平坦な土地を指す。しかし,丘陵,高原などと呼ばれる地形との厳密な区分はむずかしく,どの程度の土地の起伏(凹凸),傾斜,高度をもつものまでを平野と呼ぶかの基準はたてがたい。なお,周囲の大部分を比較的高い山地に囲まれている平野(高度は問わない)は盆地と呼ばれる。 平野は,その成因により,(1)土地が浸食されて平坦化された浸食平野(ペディメントpediment,準平原,構造平野など),(2)土砂の堆積によってつくられた堆積平野(扇状地,三角州などの沖積平野,湖岸平野,海岸平野,氷河周辺にみられるアウトウォッシュ・プレーンなど)とに二大別される。
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普及版 字通
「平野」の読み・字形・画数・意味
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平野
ひらの
紙屋川(荒見川・天神川)を境として北野の西北方に広がり、衣笠山の東麓に至る一帯。ほぼ中央に平野神社がある。
貞観一四年(八七二)一二月一五日の太政官符(類聚三代格)で平野神社に社地(神社の東、紙屋川の西)として寄せられた一町が、
<資料は省略されています>
とあり、平野神社辺りが上林郷に属していたことが知られる。上林郷はこれ以前、「続日本後紀」承和二年(八三五)正月一九日条にも「山城国葛野郡上林郷地方一町賜伴宿禰等為
祭
氏神
処
」とある。伴氏の氏神社は「延喜式」神名帳に「伴氏神社」とあり、伴氏は後に北野の森に祀られる菅原道真の母、伴氏(少納言伴善績の娘と伝える)の同族と思われるが、おそらくこの時代神社が創建されたのであろう。
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世界大百科事典内の平野の言及
【海底地形】より
… 深海小丘地域abyssal hills海底の小さな高まりがある地域。 深海平原abyssal plainplain―深海にあって,平たんか緩く傾斜するか,またはほぼ水平な地域。 瀬shoal沖合にある未固結物質からなる海上航行に危険な場所。…
※「平野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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