図書
としょ
(1) 河図 (かと) 洛書の略称。 (2) 書物,書籍,本をいう。 (3) 朝鮮王朝 (李朝) 時代に,朝鮮国王が日本からの通交者に対し,交易規定の一つとして与えた銅印。これを書契 (九州探題の書状) に押して身分の証とした。世宗即位年 (1418) に贈給のものが記録上の初見。倭寇の害に悩んだ朝鮮が貿易を正常化するためにとった措置で,朝鮮は主として綿花を輸出,日本から銅,銀などを輸入した。図書は初め世襲的な貿易権の象徴であったが,のちにはその所有権を他へ委譲することもあった。
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ず‐しょ ヅ‥【図書】
① 絵画と書物。多く、書物・書籍の総称として用いられる。としょ。
※西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日「官符図書第五」
※授業編(1783)序「家に図書(ヅショ)の貯なし」
※九暦‐逸文・天慶九年(946)四月二八日「主殿入レ座、図書焼レ香」 〔書言字考節用集(1717)〕
と‐しょ【図書】
〘名〙
① (「と」は「図」の
漢音。「易経‐繋辞上」の「河出
レ図、洛出
レ書」から) 河図
洛書(かとらくしょ)のこと。〔漢書‐溝洫志〕
② 絵図と書物。多く、書物・書籍の総称として用いられる。ほん。ずしょ。〔広益熟字典(1874)〕 〔
史記‐蕭相国世家〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
図書
文字や図表などが記載された紙葉を冊子体に製本した資料.本,書物,書籍,書などともいうが,図書館用語としては,通常,図書が用いられる.現代では,手書きではなく印刷され,装丁され,出版され,さらに相当量のページ数(ユネスコの定義では49ページ以上)を有するものとして捉えられることが多い.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
図書
岩波書店が発行する文芸誌、書誌PR誌。1938年創刊。作家の対談・座談・インタビュー記事などを紹介。書店店頭での無料配布もある。
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デジタル大辞泉
「図書」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「図書」の読み・字形・画数・意味
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