典籍(読み)てんせき

精選版 日本国語大辞典 「典籍」の意味・読み・例文・類語

てん‐せき【典籍】

〘名〙 (和書・漢籍・仏典など)書物書籍。てんじゃく。
続日本紀‐天平宝字二年(758)八月甲子「図書寮。掌典籍、供奉内裏
読本春雨物語(1808)血かたびら「聰明にて、君としてためしなく、和漢の典籍にわたらせたまひ」 〔孟子告子・下〕

てん‐じゃく【典籍】

〘名〙 (「じゃく」は「籍」の呉音。「でんじゃく」とも) =てんせき(典籍)
※米沢本沙石集(1283)一〇末「多聞といえるは内外典籍(デンシャク)を習いしり」

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デジタル大辞泉 「典籍」の意味・読み・例文・類語

てん‐せき【典籍】

書物。書籍。本。
[類語]古典書物書籍図書書冊冊子書巻しょふみ著作著書文献ブック

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普及版 字通 「典籍」の読み・字形・画数・意味

【典籍】てんせき

典故となるべき書籍。書物。〔左伝、昭十五年〕昔、而(なんぢ)の高孫伯黶(そんはくえん)、晉の典を司り、以て大を爲せり。故に氏と曰ふ。

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