ごう‐い ガフ‥【合意】
※俳諧・句兄弟(1694)上「是は各句合意の躰也。兄の句に寒しといふ字のふくみて聞え侍れば、こなたの句、弟なるべし」
※
条約改正論(1887)〈小野梓〉六「実に諸国共同の合意を得るの難きに在り」 〔漢書‐匡衡伝〕
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デジタル大辞泉
「合意」の意味・読み・例文・類語
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ごうい【合意 consent】
複数の自由意思の合致の意であり,絶対主義による同調conformityの強要への対抗概念である。統治が合意に基づくべきであるという近代民主主義の基本原理は,中世西欧以来の統治原理にその起源をもつ。王が同輩中の第一人者とされる時期には支配的な意思への合致である同調は自明の前提であるが,王権の伸張と諸身分の形成が行われるにつれて,〈合意による支配(統治)government by consent〉の観念が明確に主張されるようになる。
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普及版 字通
「合意」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典内の合意の言及
【コンセンサス】より
…政治に対する認知や態度の基本的な点に関して,人々の間に高度の合意が存在することをいう。価値と利害の多元性を前提とする社会では,人々の間に多様な対立が存在するのが常態である。…
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