デジタル大辞泉
「卍巴」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
まんじ‐ともえ ‥ともヱ【卍巴】
(「まんじどもえ」とも)
[1] 〘名〙 卍や巴の模様。→(二)。
※落語・端物講釈(1891)〈三代目春風亭柳枝〉「大雪満地(マンヂ)ともへのごとく降りしげる其中に」
[2] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) (一)の模様のように、追いかけあうような形で
縦横に入り乱れるさま、また、
混戦のさまなどをいう。
※漫談集(1929)見習諸勇列伝の巻〈
徳川夢声〉「防止したいと云ふなら、直径五寸もある
真鍮の棒でも立てて、彼の
全身を卍巴
(マンジトモエ)と縛り上げなければならない」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報