精選版 日本国語大辞典 「狼藉」の意味・読み・例文・類語
ろう‐ぜき ラウ‥【狼藉】
〘名〙 (形動ナリ・タリ) (「狼」はみだれる・もとる、「藉」は乱雑なさまの意。一説に、狼が草を藉(し)いて寝たあとの乱れていることによるともいう)
① 多くの物が散乱していること。秩序なく入り乱れていること。とりちらかしてあること。また、そのさま。乱雑。ろうじゃく。
※性霊集‐四(835頃)進悉曇等書表「狼藉汙穢、還恐触塵聖眼」
※権記‐長保二年(1000)七月二六日「家奴一人依事狼藉陳可掩門戸之由」
③ ⇒ろうじゃく(狼藉)
ろう‐じゃく ラウ‥【狼藉】
〘名〙
① =ろうぜき(狼藉)
② 「ろうじゃくにち(狼藉日)」の略。
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