デジタル大辞泉
「初子」の意味・読み・例文・類語
はつ‐ね【初▽子】
1 その月の最初の子の日。特に、正月の最初の子の日。古く、野外に出て小松引きをしたり、若菜を摘んだりして遊び、子の日の遊びと呼んだ。初子の日。《季 新年》
2 11月の最初の子の日。商家では大黒天を祭った。
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はつ‐ね【初子】
〘名〙
※
万葉(8C後)二〇・四四九三「
初春の波都禰
(ハツネ)の今日の玉ばはき手に取るからにゆらぐ玉の緒」
② 一一月の最初の子の日。
近世、商家では大黒天をまつった。
※
風俗画報‐一五九号(1898)一一月「此月上の子
(ね)の日を初子とて大黒天に参詣する人多し」
うい‐ご うひ‥【初子】
〘名〙 夫婦の間に最初に生まれた子。特に長男をさす場合が多い。ういのこ。はつご。
※古活字本毛詩抄(17C前)一七「
先生はうい子の心ぞ。〈略〉先生は一番の子ぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報