乙子(読み)おとね

精選版 日本国語大辞典 「乙子」の意味・読み・例文・類語

おと‐ね【乙子】

〘名〙 月の最後の子(ね)の日。⇔初子(はつね)
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「大将殿には廿七日出できたるをとねになん、嵯峨の院に御賀まゐらんとし給ける」

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デジタル大辞泉 「乙子」の意味・読み・例文・類語

おと‐ご【乙子/弟子】

末っ子。おと。
「―なる女童めのわらは」〈今昔・一六・一五〉
乙子月おとごづき」の略。

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