精選版 日本国語大辞典「宮中」の解説
きゅう‐ちゅう【宮中】
〘名〙
※続日本紀‐慶雲元年(704)一一月壬寅「始定二藤原宮地一。宅入二宮中一百姓一千五百五烟賜レ布有レ差」 〔史記‐趙世家〕
② 神社の中。神社の境内。
※平家(13C前)一「かもの上の社に、ある聖をこめて、御宝殿の御うしろなる杉の洞に壇をたてて、拏吉尼(だぎに)の法を百日おこなはせられけるほどに、彼(かの)大椙(おほすぎ)に雷おちかかり、雷火飫(おびたたし)うもえあがって、宮中既にあやうくみえけるを」
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