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…次に家の内部に注目すると,上述の成員は婚姻,血縁,主従の縁を通して相互に固く結びつき,もっとも濃密な人間関係を形成していたが,外に向かって家を代表する家長(家長者,家督,惣領)とそれをつぐ嫡系子孫の地位は,主として外的契機に触発されながら,家の発達とともに強められ,それ以外の成員はしだいに従属的地位におしこめられるようになった。武士の家において,その成立期にあたる鎌倉時代に内部的には共和的で幕府との関係上惣領が所役勤仕のために一族を率いる惣領制が展開し,武士相互の抗争と政治的進出が激しくなる南北朝以降に家督の単独相続と家中への独裁が形成されるのは,この過程を如実に示すものであり,公家・武家を問わずこの中で家長が家長を頂点とする家のあり方を示す家訓,置文類を作成するようになるのは,それが当時いかに強く自覚されていたかをよく示している。 ところで家の発達が,家長の地位強化という形ですすむとすれば,その中で各家が固有に担う社会的機能を存続させようとする社会の期待は強まるはずだから,それは,家の自己保存の欲求を支え,強化された家長の地位の継承という形で,家の継承を確立させることになるだろう。…
…身分的には上﨟(じようろう)・御年寄から呉服之間までは将軍や御台所に目通りが許される〈御目見(おめみえ)以上〉であったが,それ以下は〈御目見以下〉であった。上﨟は京都の公家の女が多いが,御年寄以下は武家の女から選ばれた。しかし御末のような下級者は町人の女でも武家の取次ぎによって採用された。…
…私事でない公的な事柄を指す言葉。古くは武家に対する公家(こうか∥こうけ)を指す言葉であったが,室町時代以降権力の移動につれて武家を意味するようになり,江戸時代には世間,世の中をも指すようになった。古代においては公家(くげ)は朝廷,おおやけという意味で使用され,また漠然と天皇を指す場合もあった。…
…しかしこの時期には石母田に代表される領主制説に基づく中世社会論が支配的であったが,1950年代後半以降,これに対する反省・批判が表面化するとともに,清水の説が新たに再評価されはじめる。公家(くげ),寺家(じけ),社家(しやけ),武家(ぶけ)など,相互補完関係に立つ諸権門による農民(百姓)の支配に,中世社会の基本的な支配関係を見いだす黒田俊雄をはじめとして,大田文(おおたぶみ)に登録された公田(こうでん)を重視し,領主の私的隷属下におかれた下人(げにん)と異なる平民百姓を〈自由民〉と規定,領主に対する百姓の抵抗を評価する説が台頭してきた。石井進はこれを領主制説に対する反領主制説としているが,この2潮流は相互に交錯しつつも,二つの中世社会論として現在にいたっている。…
…ふつう朝廷に仕える文官ないしその身分層の人々をいう。本来公家(こうか∥こうけ)の語は,朝廷・国家ひいては天皇など〈おおやけ〉を指す。律令制のもとでは,為政者は三位以上の〈貴〉と四,五位の〈通貴〉にわけられ,地方の豪族や名望家はその下位に位置づけられていた。…
…私事でない公的な事柄を指す言葉。古くは武家に対する公家(こうか∥こうけ)を指す言葉であったが,室町時代以降権力の移動につれて武家を意味するようになり,江戸時代には世間,世の中をも指すようになった。古代においては公家(くげ)は朝廷,おおやけという意味で使用され,また漠然と天皇を指す場合もあった。…
…ふつう朝廷に仕える文官ないしその身分層の人々をいう。本来公家(こうか∥こうけ)の語は,朝廷・国家ひいては天皇など〈おおやけ〉を指す。律令制のもとでは,為政者は三位以上の〈貴〉と四,五位の〈通貴〉にわけられ,地方の豪族や名望家はその下位に位置づけられていた。…
…私事でない公的な事柄を指す言葉。古くは武家に対する公家(こうか∥こうけ)を指す言葉であったが,室町時代以降権力の移動につれて武家を意味するようになり,江戸時代には世間,世の中をも指すようになった。古代においては公家(くげ)は朝廷,おおやけという意味で使用され,また漠然と天皇を指す場合もあった。…
※「公家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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