脇役(読み)ワキヤク

デジタル大辞泉 「脇役」の意味・読み・例文・類語

わき‐やく【脇役/傍役】

映画・演劇などで、主役を助け、引き立たせる演技をする役。また、その人。わき。「名―」
中心となる人を補佐し、守り立てる役。また、その人。「―に回る」「―に徹する」
[類語](1バイプレーヤーワキ端役ちょい役エキストラ/(2女房役引き立て役

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版 「脇役」の意味・わかりやすい解説

わきやく【脇役】

劇や映画の登場人物で,主役と端役(はやく)の中間の重要さをもつもの,またそれを演じる俳優。主役とはその人を中心にして劇が展開する人物で,一般に登場場面もせりふも多く,観客に強い印象を与えるのに対し,端役は一般に登場場面もせりふも少なく,ときには集団の一人として現れたり,名まえをもっていなかったりする。脇役は普通は名まえをもち,ある程度の登場場面やせりふをもつが,劇の展開について主導権を握るところまではいかない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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