エキストラ

精選版 日本国語大辞典 「エキストラ」の意味・読み・例文・類語

エキストラ

〘名〙 (extra)
① 映画や演劇で、群集などの端役を演ずる、臨時雇の出演者。〔新しき用語の泉(1921)〕
※古川ロッパ日記‐昭和一三年(1938)一〇月二一日「小学校の学芸会の場面、エキストラと子供のトラが二三百人来てゐて」
② 特別なこと。臨時のもの。〔舶来語便覧(1912)〕
※合本俘虜記(1952)〈大岡昇平〉季節「出先の米兵からエキストラの食糧チョコレート等を貰ひ」
[語誌]①の用法は、大正九年(一九二〇)に松竹キネマ合名社の撮影技師長として日本に招聘された小谷ヘンリーが日本に持ちこんだ。それまでは「臨時雇」と言っていた。また、映画関係者の間では略して「トラ」と言っていた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「エキストラ」の意味・読み・例文・類語

エキストラ(extra)

《「エクストラ」とも》
映画やテレビで、群衆・通行人などの役を演じる臨時雇いの出演者。
特別なこと。臨時のもの。「エキストライニング」「エキストラホール」
[類語]端役ちょい役脇役バイプレーヤー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android