精選版 日本国語大辞典 「気触」の意味・読み・例文・類語
か‐ぶれ【気触】
〘名〙 (動詞「かぶれる(気触)」の連用形の名詞化)
※御湯殿上日記‐文明一八年(1486)四月五日「御うしろに御かふれいてきて、五郎左衛門にみせらるる」
③ 身に及ぶ難儀。「かぶれが来る」の形で、難儀が身に及ぶ意にいう。
か‐ぶ・れる【気触】
〘自ラ下一〙 かぶ・る 〘自ラ下二〙
※天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「漆(うるし)に患(カフレ)て、遂に一傍蟹を殺し、汁を取りて瘡に塗り」
② あるものの影響や刺激を受けて、すっかりその風(ふう)に染まる。
か‐ぶ・る【気触】
〘自ラ下二〙 ⇒かぶれる(気触)
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