精選版 日本国語大辞典 「歴歴」の意味・読み・例文・類語
れき‐れき【歴歴】
[1] 〘形動ナリ・タリ〙
① つぎつぎとつらなるさま。整然とならぶさま。
② あきらかなさま。ありありとみえるさま。はっきりとわかるさま。分明。歴然。
※史記抄(1477)八「是ほと皆歴々としてよき人たちのわたるは」
④ 威儀を正したさま。晴れがましいさま。また、豪華なさま。
※源平盛衰記(14C前)三九「内には国々の長大名並居たり。〈略〉瀝(レキ)瀝としたる所に、只一人ぞおはしける」
※匠材集(1597)二「よそひ かざる心か。〈略〉れきれきなる事をいふなり」
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