鹿島[町](読み)かしま

百科事典マイペディア 「鹿島[町]」の意味・わかりやすい解説

鹿島[町]【かしま】

島根県北東部八束(やつか)郡の旧町。島根半島のほぼ中央で,主集落は日本海岸の恵曇(えとも)。バスによる鮮魚行商,水産加工が盛ん。御津(みつ)ではイワシ舟引網漁がみられる。米作製茶も行う。1974年,島根原子力発電所が完成した。古浦(こうら)は海水浴場佐太(さだ)神社がある。2005年3月八束郡島根町,美保関町,玉湯町,宍道町,八束町,八雲村松江市へ編入。29.04km2。8403人(2003)。

鹿島[町]【かしま】

石川県鹿島郡,能登半島基部にある旧町。邑知(おうち)潟低地帯北東の主集落旧越路町は七尾東街道の宿場町として発達,絹・人絹織物工業が盛ん。米などを産する。東部の石動(せきどう)/(いするぎ)山にあった天平寺はかつて300余の僧坊をもち,僧兵と上杉謙信戦いで有名。2005年3月鹿島郡鳥屋町,鹿西町と合併し町制,中能登町となる。47.58km2。9060人(2003)。

鹿島[町]【かしま】

福島県北東部,浜通り北部の相馬郡の旧町。中心の鹿島は陸前浜街道の旧宿駅で常磐線に沿う。真野川下流域は水田が開け,河口の烏崎(からすざき)は漁村。特産品にナシがある。2006年1月,原町市,相馬郡小高町と合併し市制南相馬市となる。108.06km2。1万2682人(2003)。

鹿島[町]【かしま】

茨城県南東部,鹿島灘に臨む旧町。1995年大野村と合体,名称変更,市制,鹿嶋市となる。

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