遮断(読み)しゃだん

精選版 日本国語大辞典 「遮断」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐だん【遮断】

〘名〙 一方から他方へ進むのをさえぎって、とめること。さえぎって、間を断つこと。〔落葉集(1598)〕
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「地上生活からすっかり遮断(シャダン)された船の中には」 〔韋荘春日詩〕

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デジタル大辞泉 「遮断」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐だん【遮断】

[名](スル)流れをさえぎって止めること。さえぎって、他の動き・作用などが及ばないようにすること。「交通を遮断する」「外部騒音遮断する」
[類語]通せん坊塞ぐ閉ざす閉める閉じるたてる閉め切るふうずるさえぎはば封鎖する閉鎖する閉塞へいそくする妨げる抑える立ち塞がるせきとめる食い止める立ちはだかる制止妨害阻止押しとどめるストップを掛ける掣肘せいちゅう封殺諫止挫く弱める砕く邪魔妨害阻害そがい干渉横槍よこやり障害支障障壁さわ邪魔だて水を差す水をかける足を引っ張る削ぐ圧伏圧殺捕まえる握る挟むブレーキが掛かる腰を折る

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普及版 字通 「遮断」の読み・字形・画数・意味

【遮断】しやだん

さえぎり止める。前蜀・荘〔春日〕詩 紅塵斷す、長安の陌(はく) 王孫るるも歸らず

字通「遮」の項目を見る

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