腰を折る(読み)こしをおる

精選版 日本国語大辞典 「腰を折る」の意味・読み・例文・類語

こし【腰】 を 折(お)

① 腰を曲げる。腰をかがめる。
御湯殿上日記‐文明一五年(1483)正月一〇日「わか宮の御かた御こしをりて御はゐあり」
② 人に屈する。頭を下げて人に仕える。従属する。
浄瑠璃津国女夫池(1721)三「小知(せうち)に腰はおるまじと」 〔晉書‐陶潜伝〕
中途邪魔をする。中途で妨げる。
滑稽本・八笑人(1820‐49)初「どうも此奴(こいつ)が此通こしををるから噺ができねへ」
④ へたな歌をつくる。
※雑俳・柳多留‐四四(1808)「西行忌腰を折るのが手向也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「腰を折る」の意味・読み・例文・類語

こし・る

腰を折り曲げる。腰をかがめる。「深々と―・る」
話などを中途で妨げる。「話の―・らないでくれ」「けんかの―・る」
[類語]挫く弱める砕く邪魔妨害阻害そがい干渉横槍よこやり障害支障障壁さわ邪魔だて水を差す水をかける足を引っ張る削ぐ圧伏圧殺抑える妨げる遮る立ち塞がるせきとめる制止捕まえる握る挟む押しとどめるストップを掛ける掣肘せいちゅう封殺諫止阻む食い止める立ちはだかる遮断妨害阻止ブレーキが掛かる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android