邪魔(読み)ジャマ

デジタル大辞泉 「邪魔」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ま【邪魔】

[名・形動](スル)3原義
妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。「邪魔な物をかたづける」「勉強邪魔する」
(「お邪魔する」の形で)訪問すること。「今晩お邪魔してよろしいでしょうか」
仏語。仏道修行の妨げをする悪魔
[補説]書名別項。→邪魔
[類語](1妨害阻害そがい掣肘せいちゅう干渉横槍よこやり障害支障障壁さわ邪魔だて水を差す水をかける足を引っ張る挫く弱める砕く削ぐ圧伏圧殺抑える妨げる遮る立ち塞がるせきとめる制止捕まえる握る挟む押しとどめるストップを掛ける封殺諫止阻む食い止める立ちはだかる遮断妨害阻止ブレーキが掛かる腰を折る

じゃま【邪魔】[書名]

奥田英朗小説。平成13年(2001)刊。平成14年(2002)、第4回大藪春彦賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「邪魔」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ま【邪魔】

〘名〙
① (よこしまな悪魔の意) 仏語。仏法に害を与える悪魔。求道心をさまたげる魔物。仏道修行のさまたげとなるもの。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
万民徳用(1661)四民「若(もし)怯弱の心にして、着想の念あらば、〈略〉邪魔自在を得、十八界に飛行して」
② (形動) (━する) さまたげること。さまたげとなること。また、そのさま。さわり。支障。故障
※虎寛本狂言・煎物(室町末‐近世初)「囃子物の邪魔に成るに依て」
小学読本(1873)〈田中義廉〉二「仕事の邪魔などする小児は、あしきものなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「邪魔」の読み・字形・画数・意味

【邪魔】じやま

妨げの魔性

字通「邪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android