灰(漢字)

普及版 字通 「灰(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

(旧字)
6画

[字音] カイ(クヮイ)
[字訓] はい

[説文解字]

[字形] 会意
火+(又)(ゆう)。は手。灰を取る意。〔説文〕十上に「死火の餘(よじん)(燼)なり」とし、「火に滅し、以て執持すべし」という。全く熱のない、再びもえ上がらないものを、死灰という。

[訓義]
1. はい、もえたあと。
2. ほろびる。

[古辞書の訓]
和名抄 波比(はひ)/汁 辨色立に云ふ、阿久(あく) 〔字鏡〕 ハヒ・アタユキ・アク・ホスヒ 〔字鏡集〕 ハヒ・ハヒフラス

[声系]
〔説文〕に声としての一字を収める。他に・詼など声の字がある。〔広雅、釈詁一〕に「は大なり」とあり、声の字に大の意をもつものが多い。

[熟語]
灰埃・灰暗灰隕灰殞・灰・灰管・灰気・灰月・灰・灰黒・灰菜・灰死・灰志・灰煮灰汁・灰心・灰身・灰人灰燼灰塵灰燧・灰灰釘・灰土・灰湯・灰念・灰白灰泯・灰粉・灰灰墨灰没・灰末・灰滅灰爛・灰冷・灰炉
[下接語]
飲灰・灰・寒灰・管灰・垢灰・蛤灰劫灰・残灰・死灰・施灰・心灰・蜃灰・薪灰・燼灰・吹灰・石灰・積灰・土灰・熱灰・揚灰・冷灰・炉灰・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android