隠れ蓑(読み)カクレミノ

デジタル大辞泉 「隠れ蓑」の意味・読み・例文・類語

かくれ‐みの【隠れ×蓑】

着ると姿を隠すことができるという。鬼や天狗の持ち物とされる。
実体を隠すための手段。「税金逃れ隠れ蓑に別名義の会社を作る」
ウコギ科の常緑小高木。沿岸地に自生。葉は互生し、厚く光沢があり、卵形若木では五つに裂けているものが多い。夏、淡黄色の小花をつけ、実は黒く熟す。関東以南に分布樹液黄漆といい、家具塗料に用いる。
[類語]口実名目表向き表看板美名綺麗事大義大義名分錦の御旗仮託かこつける託するよそえる盾に取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android