浅薄(読み)センパク

デジタル大辞泉 「浅薄」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱく【浅薄】

[名・形動]考えや知識が浅く行き届いていないこと。また、そのさま。あさはか。「浅薄な知識」
[派生]せんぱくさ[名]
[類語]疎い浅慮短慮無知不勉強不案内認識不足暗いちんぷんかんちんぷんかんぷん物知らず世間知らず井の中の蛙馬鹿愚か愚かしい馬鹿らしい馬鹿馬鹿しい阿呆らしい下らない愚劣無思慮ぶしりょ不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不行き届き不十分不完全不備不徹底不敏浅才足りない不見識無定見生半可無考え浅はか軽はずみ軽率浅浅浅浅しい軽薄浮薄単純軽佻笑止千万馬鹿臭い詰まらない阿呆臭い馬鹿げる笑い事笑止片腹痛い噴飯物噴飯笑い大笑い高笑い哄笑爆笑呵呵大笑抱腹絶倒笑い崩れる笑いける笑い転げる吹き出す腹の皮をよじ腹の皮を腹を抱える御中おなかを抱えるおとがいを解く愚にも付かぬへそで茶を沸かすへそ茶聞いてあきれるちゃんちゃらおかしい体良く空空しい白白しいわざとらしい心にもない受け流す取り繕う繕う猫をかぶる見せかけ表面的薄っぺら名目的皮相上面上辺表面外面的平面的化けの皮外見がいけん外見そとみ外面がいめん外面そとづら表向き見掛け外観みてくれ見た目見栄えなりふり

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精選版 日本国語大辞典 「浅薄」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱく【浅薄】

〘名〙 (形動)
① 浅く薄いこと。厚味を欠くこと。また、そのさま。
養生訓(1713)八「元気虚弱、肌肉浅薄の人は、艾炷を小にしてこらへよくすべし」
思慮や知識が浅いこと。また、そのさま。あさはか。
菅家文草(900頃)一〇・辞右大臣職第三表「天資浅薄、飾以蛍雪之末光
正法眼蔵(1231‐53)密語「有言の仏説は浅薄なり」 〔荀子‐非相〕

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普及版 字通 「浅薄」の読み・字形・画数・意味

【浅薄】せんぱく

あさはか。〔洛陽伽藍記、二、秦太上君寺〕齊土の民、風俗淺にして、論高談、專ら榮利に在り。~是(ここ)を以て京師の謠語(えうご)に曰ふ、嶽中に囚無く、舍州(斉人)無しと。

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