汚らしい(読み)キタナラシイ

デジタル大辞泉 「汚らしい」の意味・読み・例文・類語

きたな‐らし・い【汚らしい/×穢らしい】

[形][文]きたなら・し[シク]いかにもきたなく見える。いかにもきたない感じである。「しみだらけの―・い壁」
[類語]汚いむさくるしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい埃っぽい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠びろう醜悪見苦しいみすぼらしいぼろいぼろぼろおんぼろよれよれがたがたぽんこつ老朽化汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむ薄汚れる汚れるすすけるあかじみるまみれる油じみる汗じみるみっともないはしたない醜態老醜無様ぶざま不格好醜いしゅうばばっちいしどけない目障りむさいじじむさいかっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭い不細工田舎臭い不体裁グロテスク不器量弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「汚らしい」の意味・読み・例文・類語

きたな‐らし・い【汚らしい】

〘形口〙 (形容詞「きたない」の語幹接尾語「らしい」の付いたもの) よごれていていかにもきたないという感じである。
黄表紙・年寄之冷水曾我(1793)「きたならしくってどうもならず」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一「此時主人はきたならしい本から一寸眼をはづして」
きたならし‐が・る
〘他ラ五(四)〙
きたならし‐げ
〘形動〙
きたならし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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