明月(読み)めいげつ

精選版 日本国語大辞典 「明月」の意味・読み・例文・類語

めい‐げつ【明月】

〘名〙
① 晴れた夜の月。くもりなく澄みわたった満月。また、名月。《季・秋》
懐風藻(751)秋夜宴山池〈境部王〉「忘帰待明月、何憂夜漏深」 〔班婕妤‐怨歌行〕
香木の名。分類伽羅(きゃら)香味辛酸。また、六十一種名香一つ

あくる【明】 月(つき)

次の月。翌月

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デジタル大辞泉 「明月」の意味・読み・例文・類語

めい‐げつ【明月】

曇りなく澄みわたった満月。また、名月 秋》「―や無筆なれども酒は呑む/漱石
[類語]望月満月名月月輪夕月立ち待ち月居待ち月寝待ち月残月有明の月新月三日月上弦下弦弦月弓張り月半月春月朧月寒月

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普及版 字通 「明月」の読み・字形・画数・意味

【明月】めいげつ

明るい月光。唐・王維〔竹里館〕詩 獨り坐す、幽篁の裏(うち) 彈琴、復(ま)た長嘯(ちやうせう)す 深林、人知らず 來(きた)つて相ひ照らす

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「明月」の解説

明月 めいげつ

1727-1797 江戸時代中期-後期の僧。
享保(きょうほう)12年8月15日生まれ。真宗大谷派。伊予(いよ)松山の円光寺住職。京坂で徂徠学をまなび,宇佐美淡斎らを指導。書家としても名があり,逸話がおおかった。寛政9年7月23日死去。71歳。周防(すおう)(山口県)出身。法名は明逸(みょういつ)。字(あざな)は曇寧。別号に化物園主人。著作に「扶桑樹伝」など。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「明月」の解説

めいげつ【明月】

宮崎芋焼酎。酒名は、えびの高原に群生する赤松にかかる満月に由来し、人々の心が満月のように明るく円満であるようにという願いを込めて命名原料はさつま芋、米麹。アルコール度数25%。蔵元の「明石酒造」は明治24年(1891)創業所在地はえびの市大字栗下。

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デジタル大辞泉プラス 「明月」の解説

明月

宮崎県、明石酒造株式会社が製造・販売する芋焼酎。南九州産のサツマイモ、黄金千貫を主原料に白麹で仕込んだもの。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「明月」の解説

明月 (メイゲツ)

植物。ハウチワカエデの園芸名

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世界大百科事典(旧版)内の明月の言及

【黄真伊】より

…朝鮮,李朝中宗期(1506‐44)の名妓,女流詩人。別名は真娘,妓名は明月。進士の庶子として開城に生まれた。…

※「明月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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