製造(読み)せいぞう

精選版 日本国語大辞典 「製造」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぞう ‥ザウ【製造】

〘名〙
原料を加工して製品にすること。製作
※詩序集(1133頃)雁音催旅情詩序〈菅原脩言〉「陶匏金石之器、随製造響」
※近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初「大小銃砲を製造(セイザウ)すべきの朝命ありしが」
② (「生造」「制造」と書くこともあった) ことばや文章、詩歌などをつくり出すこと。制作
※大日本国法華経験記(1040‐44)上「大師製造金剛頂経疏七巻〈略〉顕揚大戒論八巻也」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八「拙者が三十一文字を製造(セイザウ)しました」 〔徐陵‐傅大士碑〕
③ 組織や団体などをつくること。
※政教新論(1886)〈小崎弘道〉一「此改革は旧日本を毀ちて新日本を製造するものにして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「製造」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぞう〔‐ザウ〕【製造】

[名](スル)原料に手を加えて製品にすること。「菓子製造する」「製造販売」
[類語]製作制作作製作成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android