プエルトモント(英語表記)Puerto Montt

デジタル大辞泉 「プエルトモント」の意味・読み・例文・類語

プエルト‐モント(Puerto Montt)

チリ南部、ロスラゴス州の都市。同州の州都。1853年、ドイツ系移民などにより建設された。ジャンキウエ湖オソルノ山チロエ島への観光拠点として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「プエルトモント」の意味・わかりやすい解説

プエルト・モント
Puerto Montt

チリ中南部,第10地域の主都。人口15万1432(2004)。この地域の農牧畜産品,木材集散地として重要であり,漁業も盛んである。1853年建設され,ドイツ移民が周辺地域に多数定住した。首都サンチアゴからは1080kmの距離にあるが,鉄道パン・アメリカン・ハイウェーが通じており,湖沼地帯の観光の一拠点ともなっている。また対岸チロエ島への連絡口で同島との往来も盛んである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プエルトモント」の意味・わかりやすい解説

プエルトモント
Puerto Montt

チリ南部の港湾都市。チリ本土とチロエ島によって東西を囲まれた太平洋の入り海の最奥部,レロンカビ湾の湾奥に位置する。 1853年建設され,ドイツ系移住者の入植によって発展した町で,現在もドイツ的色彩が色濃く残っている。農業地帯の商工業中心地で,小麦,ジャガイモ,家畜などを集散し,沿岸では漁業も盛ん。市内には魚缶詰,なめし皮,製材などの工場がある。周辺には森林におおわれた丘陵フィヨルドヤンキウエ湖をはじめとする大小の湖,万年雪をいただくアンデス高峰などがあり,観光・保養地としてもにぎわう。交通の要地で,南アメリカ大陸西岸を南下してくるパンアメリカン・ハイウェーとチリ縦貫鉄道の終点。また南のチロエ島,プエルトアイセンプンタアレナスなどへいたる沿岸航路の起点となっている。人口 10万 6528 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android