普及版 字通 「頤(漢字)」の読み・字形・画数・意味
頤
15画
[字訓] やしなう・あご
[説文解字]
[字形] 会意
(い)+頁(けつ)。〔説文〕十二上に頤をの重文とし、「(あご)なり」、七下を「ふなり」とする。字形よりいえば、は乳房の象形、は中での授乳式、は乳子に授乳する形。頤はその儀礼の形を示し、みな、養育の儀礼に関する字である。
[訓義]
1. やしなう。
2. 乳を飲むとき、乳子はあごを動かすので、あごの意となる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕頤 頷、ふ、面、頰、於止加比(おとがひ) 〔名義抄〕頤 ア(ヤ)シナフ・イコフ・カヘリミル・オトガヒ
[熟語]
頤愛▶・頤育▶・頤頷▶・頤賢▶・頤志▶・頤指▶・頤使▶・頤神▶・頤性▶・頤脱▶・頤養▶・頤令▶
[下接語]
解頤・期頤・垂頤・朶頤・脱頤
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報