デジタル大辞泉
「雲山」の意味・読み・例文・類語
うん‐ざん【雲山】
雲のかかった山。
「百里の―を有無渺茫の間に望む様な」〈鉄腸・雪中梅〉
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うん‐ざん【雲山】
〘名〙 雲と山。雲のかかっている山。遠く、雲のように見える山。
※類聚句題抄(11C中)雲裏覔梅花〈
村上天皇〉「雲山宿艷尋難
レ得 庾嶺寒粧半不
レ真」 〔崔曙‐九日登望仙台詩〕
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雲山
くもやま
鳥取平野南東部に位置する小山。標高六二・六メートル。東は面影山に連なる。江戸時代、南西の山裾を若桜往来が通った。尾根の道をもって邑美郡と法美郡の境とされ、西山麓に雲山村、北に法美郡大杙村、南に同郡正蓮寺村があり、三ヵ村の入会地であったが、大杙村の領分が最も広かった。山内(大杙村領分)では例年東照宮(現樗谿神社)の祭礼に合せて、九月一七日に勧進相撲が催された。相撲は初期の開催地雲山村にちなみ雲山相撲、もしくは開催日にちなみ九月一七日相撲、権現様相撲とよばれた(在方諸事控)。
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雲山 (うんざん)
Unsan
朝鮮民主主義人民共和国平安北道東部の郡。清川江の支流九竜川が形成した盆地をはさむ山間に位置する。昌城,楚山等鴨緑江流域の山地から西部海岸地帯へ至る出口にあたり,高麗時代には北方防御のために白碧山城が築かれた。北部の山岳地帯は朝鮮第一の産金地帯で,李朝末からアメリカ人J.R.モースが開発した有名な雲山鉱山がある。鉱業を中心とする北部の北鎮に対し,南部の雲山邑は金属,鉱山機械,工具などの工業が発達している。
執筆者:谷浦 孝雄
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普及版 字通
「雲山」の読み・字形・画数・意味
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雲山
うんざん / ウンサン
北朝鮮、平安北道(へいあんほくどう/ピョンアンプクド)にある邑(ゆう)(町)。雲山郡の所在地。金の産地として知られ、金鉱は町より北西19キロメートルの九竜江上流の北鎮にある。地質は先カンブリア紀の片麻岩(へんまがん)、斑状花崗岩(はんじょうかこうがん)などで、鉱床は花崗岩質岩石中の深熱水性鉱脈。自然金に黄鉄鉱を伴う。鉱脈2500メートルに達する朝鮮第一の金鉱で、採掘は橋洞坑、大岩坑、鎮後坑の3か所で行われている。雲山金鉱は1895年アメリカ人のモールスが李(り)朝政府より採掘権を得て初めて採掘した古い金鉱で、今日まで採掘が続けられている。埋蔵量の豊富な東洋屈指の金山である。
[魚 塘]
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雲山【うんざん】
朝鮮民主主義人民共和国,平安北道東部,九竜江上流にある朝鮮第1の金産地。鉱床は雲山郡一帯にわたる。1895年米国人J.R.モールスが李朝政府の許可を得て採掘を始めた。工具・鉱山機械工場がある。
→関連項目清川江
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