金銀花(読み)きんぎんか

精選版 日本国語大辞典 「金銀花」の意味・読み・例文・類語

きんぎん‐か ‥クヮ【金銀花】

〘名〙 植物すいかずら(忍冬)」の漢名。また、その花の称。《季・夏》
※俳諧・玉海集(1656)二「金銀花ちればあくたになし地哉〈利定〉」

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デジタル大辞泉 「金銀花」の意味・読み・例文・類語

きんぎん‐か〔‐クワ〕【金銀花】

スイカズラの花。漢方で乾燥したものを解熱解毒薬に用いる。花が白色から2、3日後に黄色になるところからの名。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「金銀花」の解説

きんぎんか【金銀花】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)一つスイカズラ科スイカズラの花を乾燥したもの。解熱解毒殺菌作用などがある。化膿(かのう)症炎症などに効く托裏消毒飲(たくりしょうどくいん)や、かつて梅毒などに用いられた香川解毒剤などに含まれる。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「金銀花」の解説

きんぎんか【金銀花】

愛知日本酒大吟醸酒本醸造酒などがある。味わいは淡麗やや辛口。原料米は山田錦五百万石など。仕込み水は木曽川伏流水蔵元の「金銀花酒造」は享保年間(1716~36)創業所在地は一宮市今伊勢町馬寄字山之小路。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金銀花」の解説

金銀花 (キンギンカ)

植物。スイカズラ科の半常緑つる性植物,園芸植物,薬用植物。スイカズラの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金銀花の言及

【スイカズラ(忍冬)】より

…葉を乾かしたものはタンニンを含み,茶の代用とされる。生薬では花を金銀花,茎および葉を忍冬という。花は脂肪酸,フラボノイドなどを含み,単独で,あるいは他の生薬と配合して,解熱,解毒薬として流行性感冒,おできなどに,また黒焼きは止血薬とする。…

※「金銀花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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