過度(読み)カド

デジタル大辞泉 「過度」の意味・読み・例文・類語

か‐ど〔クワ‐〕【過度】

[名・形動]度を過ごすこと。程度が過ぎること。また、そのさま。「過度トレーニング」「過度に緊張した神経
[類語]超過オーバー行き過ぎ過剰超える余りやたらにむやみに無性にみだりむやみやたらめったやたらめったやみくも無下に後先なし無謀無鉄砲めくら滅法盲目的後先見ず向こう見ず命知らず破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍もない桁違いすごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「過度」の意味・読み・例文・類語

か‐ど クヮ‥【過度】

〘名〙
① (形動) 普通の程度を超えていること。また、そのさま。いきすぎるさま。なみはずれ。
庭訓往来(1394‐1428頃)「房内過度」
青年(1910‐11)〈森鴎外〉二四「過度(クヮド)に緊張した神経が、どんな微細な刺戟にも異様に感応する」 〔春秋左伝‐襄公一四年〕
② (━する) 仏語生死の海を渡って悟りの彼岸に到ること。度。
※元久法語(1205‐07頃)「みなことごとく生死を過度すべし」 〔無量寿経‐上〕

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