精選版 日本国語大辞典 「生死」の意味・読み・例文・類語
しょう‐じ シャウ‥【生死】
〘名〙
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「生死有二二種一」
※正法眼蔵(1231‐53)生死「生死のなかに仏あれば、生死なし」 〔大智度論‐三八〕
② 生きることと死ぬこと。また、生かすことと殺すこと。いきしに。せいし。
③ 生まれてから死ぬまでのあいだ。生きている間。一生。生涯。また、生命。
※曾我物語(南北朝頃)一「しゃうし限りあり。遁るべからず」
④ (「生」より「死」に重きをおいて) 死ぬこと。死。
いき‐しに【生死】
〘名〙
① 生きることと死ぬこと。生きているか、死んでいるかの別。せいし。しょうじ。
※栄花(1028‐92頃)玉の飾「ただいきしにをつけさせ給へと申させ給ければ」
※人情本・英対暖語(1838)四「そして生死(イキシニ)も知れはしないから〈略〉心は尼にでもなった気で居るは」
③ 命をかけるほどのこと。情熱的な様子。
せい‐し【生死】
〘名〙 生きることと死ぬこと。生まれることと死ぬこと。生きているか死んでいるか。死生。いきしに。しょうじ。
※山陽詩鈔(1833)一・癸丑歳偶作「天地無二始終一、人生有二生死一」
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