放逸(読み)ホウイツ

デジタル大辞泉 「放逸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐いつ〔ハウ‐〕【放逸/放×佚】

[名・形動]
勝手気ままに振る舞うこと。生活態度節度がないこと。また、そのさま。「―な生活をする」
手荒く乱暴なこと。また、そのさま。
「さらば―に当たれとて、糾問せられ」〈義経記・六〉
[派生]ほういつさ[名]
[類語]無謀無鉄砲めくら滅法闇雲盲目的後先見ず向こう見ず命知らず無闇やたらみだり無性にむやみやたらめったやたらめった無下に後先なし破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ放縦放埒ほうらつ放恣奔放野放図無軌道勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら退廃的デカダンデカダンス虚無的不健全不健康堕落自堕落刹那的病的ファディッシュファディズム気まぐれ気儘きまま浮気移り気むら気むら飽き性気移りお天気お天気屋飽きっぽい三日坊主気が多い熱し易く冷め易い物好き酔狂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「放逸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐いち ハウ‥【放逸】

〘名〙 (形動) (「いち」は「逸」の呉音) =ほういつ(放逸)
往生要集(984‐985)大文一「昔放逸殺生者、堕此中

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「放逸」の読み・字形・画数・意味

【放逸】ほう(はう)いつ

きままにする。〔後漢書、仲長統伝〕(昌言理乱)求士の、榮樂を舍(す)てて窮に居り、放てて束に赴く。夫(そ)れ誰(たれ)か肯(あへ)て之れを爲すあらんや。~君子困賤の時に當りて、~鎭厭(ちんえふ)(威力に屈する)のるをるればなり。

字通「放」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android