通義(読み)ツウギ

デジタル大辞泉 「通義」の意味・読み・例文・類語

つう‐ぎ【通義】

世間一般に通用する道理意義
「其同等とは有様の等しきを云うに非ず、権理―の等しきを云うなり」〈福沢学問のすゝめ

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精選版 日本国語大辞典 「通義」の意味・読み・例文・類語

つう‐ぎ【通義】

〘名〙
① 世間一般に通用する道理。広く一般に通じる普遍的な原理
史記抄(1477)一一「父母死て三年の喪は通義ぢゃぞ」
② 人が生まれながらにして等しく有する権利
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「訳書中に往々自由(原語「リヘルチ」)通義(原語「ライト」)の字を用ひたること多しと雖ども」 〔孟子‐滕文公・上〕

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普及版 字通 「通義」の読み・字形・画数・意味

【通義】つうぎ

普遍の道理。〔孟子、文公上〕人に治めらるるは人を(やしな)ひ、人を治むるは人にはるるは、天下義なり。

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