デジタル大辞泉
「蹴転」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
け‐ころ【蹴転】
〘名〙
※雑俳・雲鼓評万句合‐寛延三(1750)「面の皮千枚ばりの蹴転也」
②
花札賭博の
一種。二人で
勝負するもので、花札を互いに八枚ずつ持ち、場にも八枚をまき、早く九〇点余計に取った者を勝とする。各札の
点数は独特の点数で計算される。
手役は無く、出来役だけである。
③
さいころを用いてする
博奕(ばくち)。一六
(いちろく)勝負。
け‐ころばし【蹴転】
〘名〙
① けころばすこと。けってひっくりかえすこと。
※雑俳・雲鼓評万句合‐宝暦一(1751)「煙たつ下谷の竈けころばし」
③ 桁
(けた)とか小さな柱のような一種の木の
小片(
日葡辞書(1603‐04))。
け‐ころば・す【蹴転】
〘他サ四〙 けってころばす。けってひっくりかえす。けたおす。けころばかす。
※
歌謡・松の葉(1703)三・餓鬼舞「こればかりの盛切飯を一ぱひばかりは、踏んぞろばいてもけころばいても、ちっともぞっとも大事もないが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報