精選版 日本国語大辞典 「勝負」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ぶ【勝負】
〘名〙
※経国集(827)二〇・白猪広成対策文・策問「利二用礼楽一、已有二前聞一、未レ決二勝負一、庶詳二其別一」
※栄花(1028‐92頃)駒競の行幸「勝負の舞などもをかしうて果てぬれば」 〔韓非子‐喩老〕
② (━する) 勝ち負けを決めること。勝敗を決すること。また、その戦い。
※平家(13C前)七「互に勝負をせんとはやりけれども」
③ (━する) 特に、ばくちで勝ち負けを争うこと。かけごとをすること。
※庭訓往来(1394‐1428頃)「抑来廿日比、勝負経営候。為二風流一可レ申レ入物非レ一」
※浮世草子・好色盛衰記(1688)三「双六をうちて目ふる間に五両七両の勝負(シャウブ)せし事」
④ よい結果が出るかどうかを決めること。また、その決め手となるもの。
※抱擁家族(1965)〈小島信夫〉三「平素、ちゃんと食べ、て、あるか、どうかが、勝負ですって、よ」
かち‐まけ【勝負】
〘名〙 勝つことと、負けること。勝敗。しょうぶ。
※大和(947‐957頃)一四七「かちまけもなくてやはてむ君により思ひくらぶの山は越ゆとも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報