普及版 字通 「趙(漢字)」の読み・字形・画数・意味
趙
14画
[字訓] はやい・こえる
[説文解字]
[金文]
[その他]
[字形] 形声
声符は(肖)(しょう)。〔説文〕二上に「(はし)ること趙(おそ)きなり」(段注本)とするが、〔穆天子伝〕「北征趙行」の〔注〕に「ほ超のごとし」とあって、軽捷であることをいい、超と声義が近い。戦国期、山西の国名に用いた。
[訓義]
1. はやい、すみやか、すばしこい。
2. 超と通じ、こえる。
3. おそい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕趙 ワシル・ハシル・スコシ・ヒサシ・ヨロコバシム
[語系]
趙di、超thiは声義近く、超は〔説文〕二上に「跳ぶなり」と訓する。(逃)dyもその系統の語であろう。
[熟語]
趙可▶・趙行▶・趙日▶・趙小▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報