祖先(読み)そせん

精選版 日本国語大辞典 「祖先」の意味・読み・例文・類語

そ‐せん【祖先】

〘名〙 ある血統家系で、いちばんはじめにあたる人。また、それを継いできた先代以前の人々。先祖。祖親。〔書言字考節用集(1717)〕
※産須那社古伝抄(1857)「氏々の祖先の神をも指て氏神とも云ひ」 〔参同契‐聖賢伏煉〕

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デジタル大辞泉 「祖先」の意味・読み・例文・類語

そ‐せん【祖先】

家系の初代
家系の先代以前の人々。
一族もと。「人類祖先
[類語]先祖

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普及版 字通 「祖先」の読み・字形・画数・意味

【祖先】そせん

先祖。

字通「祖」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の祖先の言及

【家筋】より

…日本の家族はさまざまな地域的構造的差異を内包しつつも,特定世代における生活集団という意義を超えて超世代的連続を志向する点に共通の顕著な特徴がみられた。超世代的連続にあたっては祖先と子孫の関係を強く保持することが必要であり,どのような祖先と子孫の関係をとくに強調し,それを通じて家族が連続していくかがすなわち家筋の問題である。これに加えてどのような内容が特定の祖先から子孫へ伝達されていくかが家筋の第2の問題である。…

【先祖】より

…死者の霊が一定の期間を経て清められ,やがて崇拝・祭祀の対象とされるようになったもの。心理的にいえば死者の霊は生者に危害を加える恐怖の源泉であるが,しかしこの死霊は供養と祭祀によって浄化されて先祖(または祖先)となり,生者や家や共同体を守る親愛の対象となる。また,かつてH.スペンサーが説いたように進化論的な立場からすれば,先祖にたいする崇拝はカミ(神)にたいする崇拝の一歩手前の段階を示し,先祖の観念をもたない未開宗教よりは一歩進んだ段階をあらわすものといえる。…

※「祖先」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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