精選版 日本国語大辞典 「組入」の意味・読み・例文・類語
くみ‐いれ【組入】
〘名〙
① 組んで中に入れこむように作ること。また、その器物。いれこ。
② 仲間に加え入れること。
④ 「くみいれてんじょう(組入天井)」の略。
※小右記‐長徳二年(996)五月二日「捜二検夜大殿及疑所々一、放二組入・板敷等一、皆実検云々」
くみ‐い・る【組入】
[1] 〘自ラ四〙
① 組み打ちしようとして飛び込む。
② 種々の要素が組み合わさって複雑になる。
※国語のため(1895)〈上田万年〉言語学者としての新井白石「抑も音其者は何であるか、其音に伴ふ意義といふものは、いかに変じ行くものであるか、或は文字はいかなる官能を有って居るか、などいふ組み入った点までは、白石は論じませんでした」
[2] 〘他ラ下二〙 ⇒くみいれる(組入)
くみれ【組入】
〘名〙 (「くみいれ(組入)」の変化した語) =くみいれてんじょう(組入天井)
※栄花(1028‐92頃)浦々の別「塗籠(ぬりごめ)をあけて、くみれの上(かみ)などをも見よ」
くみ‐い・れる【組入】
〘他ラ下一〙 くみい・る 〘他ラ下二〙 組んで中に入れる。また、仲間に加え入れる。くみこむ。編入する。
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