精選版 日本国語大辞典 「器物」の意味・読み・例文・類語
き‐もつ【器物】
〘名〙
① =きぶつ(器物)
※続日本紀‐宝亀六年(775)一〇月壬戌「大臣依二稽礼典一、器物始修」
② その地位や役職などにふさわしい働きのできる能力、才能。物の用に立つ才能。また、そうした能力、才能をもつ人。うつわ。器量。
※太平記(14C後)三〇「凡俗の器物に成られぬる事如何あるべからん」
※遊楽習道風見(1423‐28頃)「二曲三体の見聞、いづれも延感を成して、不増不減の得益あらん所、是器物也」
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