田光沼(読み)たつぴぬま

日本歴史地名大系 「田光沼」の解説

田光沼
たつぴぬま

屏風山びようぶさん砂丘の内側にあり、東西一キロ、南北二キロに及ぶ。かつて十三じゆうさん湖が深く湾入していた頃の内湾名残で、排水不良の低湿地の最も低い所に水をたたえたもの。山田やまだ川が南から注ぎ込み、北から流れ出て十三湖に注ぐ。

津軽一統志」によれば元和八年(一六二二)二代藩主津軽信枚が十三(現北津軽郡市浦村)方面まで視察した際、亀ヶ岡かめがおか(現木造町)で城地見立を行い「田光の沼の水ははき大土手を築き、切水を入れ廻す」という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田光沼」の意味・わかりやすい解説

田光沼
たっぴぬま

青森県西部津軽半島の中西部にある湖。つがる市に属する。面積 1.45km2。東西 1km,南北 2km。かつて十三湖が深く湾入していた頃の内湾の名残りで,水位も低い。

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デジタル大辞泉プラス 「田光沼」の解説

田光(たっぴ)沼

青森県つがる市中部に位置する湖。面積約1.25平方キロメートルの堰止湖

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