新撰陸奥国誌(読み)しんせんむつこくし

日本歴史地名大系 「新撰陸奥国誌」の解説

新撰陸奥国誌
しんせんむつこくし

九〇巻九〇冊 岸俊武編著

成立 明治九年

写本 東大史料編纂所

解説 本県唯一の官撰地誌である。明治五年に調査を開始し、同九年に完成した。津軽郡北郡三戸郡二戸郡の各町村を大区小区によって分類し、まず大区の概略を地理中心に説明したのち、本村・支村の位置や家数、さらに社寺山川原野津梁港湾・名所古跡・土産などを詳述する。藩政期末から明治初年にかけての本県各町村の状況が具体的に知られる好個の地誌である。

活字本みちのく双書」一五―二〇

新撰陸奥国誌
しんせんむつこくし

九〇巻九〇冊 岸俊武編著

成立 明治九年

写本 東大史料編纂所

解説 青森県唯一の官撰地誌。明治五年に調査を開始し、同九年に完成。岩手県域の二戸郡が含まれる。本村・枝村の位置や家数、社寺・山川・原野・津梁・港湾・名所古跡・土産などを詳述する。江戸期末から明治初年にかけての状況を具体的に知りうる地誌。

活字本 みちのく双書一五―二〇

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報