日本歴史地名大系 「林泉寺」の解説
林泉寺
りんせんじ
林泉寺
りんせんじ
林泉寺
りんせんじ
林泉寺
りんせんじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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新潟県上越市中門前にある曹洞(そうとう)宗の寺。春日山(かすがさん)と号する。本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)。1497年(明応6)上杉謙信(けんしん)の祖父にあたる長尾能景(よしかげ)が父重景(しげかげ)の菩提(ぼだい)を弔うために、上州(群馬県)双林(そうりん)寺の曇英慧応(どんえいえおう)を招いて開山として創建した。以後、長尾家(上杉家)の菩提寺として栄え、謙信は第6世天室光育(てんしつこういく)、第7世益翁宗謙(やくおうそうけん)を師として参禅した。上杉家にかわって堀秀治が越後(えちご)領主となってからは同家の菩提寺となり、江戸幕府、歴代高田城主も特別の保護を与えた。境内には春日山城搦手(からめて)門を移築したという総門、室町時代の様式を伝える庭園、宝物館などがあり、寺宝には上杉謙信自作木像などがある。
[菅沼 晃]
…能景在職中は比較的守護権力の安定した時期で,守護・守護代間に大きな対立はみられなかったが,房能が98年(明応7)に発した郡司不入地の否定政策は,のちに国人の利害とからんで守護勢力と守護代・国人衆間に対立が生ずる伏線となった。能景が春日山に開基した林泉寺はのち長尾家の菩提寺となった。1506年能登の畠山氏の要請で越中一向一揆と戦い,礪(砺)波郡般若野で戦死した。…
※「林泉寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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